BLOG

計算のやり方を教えること

授業のこと 計算のやり方を教えること

大人が考えたやり方を教えてしまうとこどもの思考力は育たない

教室では、生徒さんたちに計算のやり方を具体的に教えていません。生徒さんそれぞれが自分のやりやすい計算の仕方で解いています。

2桁、3桁の足し算引き算では、ある小1の女の子は数字を分解して、自分にとって簡単な数字にしてから計算しています。54-46なら50と4、46を40と6に分解します。50-40=10、4と6の差は2なので10-2=8というふうに答えを出しているそうです。

ある小1の男の子は54-46という問題なら46+⬜︎=54というふうに足し算で考えるのだそうです。

どちらの計算の仕方も講師が教えたわけではありません。生徒さんたちが「解けそうな糸口を見つけたかな」というタイミングで少し介入して「それってこういうこと?」というふうに言語化し、更なる理解につなげてもらいます。

授業では、ホワイトボードに計算の仕方を書いてもらい、お友達のやり方を見てもらう時間を取ることがあります。生徒さんたちは「へ〜そうやるんだ」「じゃあ、次の問題は○○ちゃんのやり方でやってみよう」などと言いながら楽しく計算しています。ただ計算マシーンのように解くのではなく、数字を面白いと思ってもらえるような授業を目指しています。

大人が計算のやり方を教えてあげれば早く計算はできるようになりますが、思考力は育ちません。足し算引き算はいずれみんな出来るようになりますが、考えて計算していた子供たちと、ただ教えられたやり方で計算していた子供たちとは、後々差が出てきます。

「教えないでお子さんを待つ」という方法は、ご家庭ではなかなか難しいとは思いますが、宿題やお家での学習の際はなるべく急かさず見守ってあげてください。

 



無料体験実施中

内容の濃い無料体験授業をご用意しております。無料体験授業のお申込み、お問い合わせはこちらからどうぞ。