叱らない子育て

「叱らない子育て」とは何なのか

子育てをしている中で、何も悩まず子育てされている保護者はいないと思います。

子供を思うからこそですが、親も人間ですからまだ小さな子供にあたってしまいきつい言い方で返してしまったり、怒ってしまいそうだから子供と物理的に距離を取っても、その行動により子供に寂しい思いをさせてしまったり、子育ては思うようにいかず常に自己嫌悪の連続になります。

叱らない子育てが世に浸透してから長くなりますが、お母様方とお話していると叱らない子育てをしたその結果はどうなったんだと思っている方が多い印象です。

私は講師経験の中で、叱らない子育てに苦しんでいるお母さんをたくさん見てきました。子供を怒り過ぎてしまい自己嫌悪に陥っている方には「叱ってもいいのでは？」と話していました。

「叱らない」に囚われすぎていて、本当に大事にしたいそのお母さんの子育ての本質を見失ってしまい苦しんでいると思ったからです。

子供の自主性を尊重しやりたい事をやらせてあげることは、ときに他人を傷つける可能性があったり、子供自身の安全性が脅かされたり、周りの環境を壊してしまうことがあります。そのようなことがあるのなら迷わず「注意する」「叱る」必要があります。

まだ自分の興味だけで動いてしまう幼児期・学童期前半には、叱るタイミングは数多くあります。

「叱らない」ことに囚われず「子供に教える」という気持ちで「叱って」育てましょう。

と、思いつつもお母様ご自身の気分で怒ってしまうこともあると思います。そんなときは、あとで子供に素直に謝りましょう。私はそれでいいと思っています。