共働きで子育てと家事の両立
教育共働き世帯の増加
最新のデータでは、共働き世帯と専業主婦(夫)の割合は7:3だそうです。給与は上がらないのに物価は上がり続けている状況下では、共働きする必要があるご家庭は多いと思います。
私自身の子育て
先日、ひとりのお母様から「先生のお子さんが小学校を卒業するまで(1人で行動させられるようになるまで)どのように乗り切ったかと質問を受けました。その方はやはり共働きで、祖父母は近所におらずお子さんがまだ低学年という状況で、ご夫婦で疲弊する日が多いとのことでした。
私の場合も祖父母は遠距離で夫婦共働きでした。子供が小さい頃から追っていくと、子供が2歳のときに保育園に入れ共働き、中学受験をすることを決めた小学4年生から少しずつ仕事を減らし子供の予定に合わせ、子供が受験塾に通い始めた5年生から卒業する6年生までは、週2まで仕事を減らしました。子供が志望した中学に入学後、楽しく通っている様子を見て安心して仕事を増やし、子供が高3になった夏、この塾を開業するまで週4〜5で仕事をしていました。
これを家事、子育てともにほぼワンオペでやりました。
子供が大学入学するまで、子供優先の予定の組み方をしたのは、子供のためももちろんありましたが、自分が子育てに対して後悔したくなかったからです。子育ては3、40代の自分の人生のほとんどをしめていましたから、「この時代の自分に後悔はない」と思えるように頑張りたいと思っていました。必死だったのだと思います。
我が家の場合は、主人が事業に専念していることもあり、家のこと、子育てのことは私に任されていました。時折、日々のストレスから夫婦で大きくぶつかることもあり、子育ての最終地点である「子供の自立」まであと少しという現在、私自身色々思うことはありますが、我が家の場合はこれでよかった、これしか方法がなかったと思っています。
もし過去に戻ってどこか変えられるとしたら、もう少し他人に頼れるとよかったと思っています。話せる他人に相談して、子育てや日々の漠然とした不安を払拭していたなら、もう少し自分自身の時間を有意義に使うことができた気がします。
どのご家庭も、お子さんが小さいうちは色々な意味でギリギリの毎日を過ごしていると思います。
教室の生徒さんたちの保護者の方々には、先に経験した母親として、せめてよい相談相手になれるようにという思いでいます。