お金のこと 1
教育子供のお小遣いはいくら
お子さんが小学生になると、お母さん達の間で話題に上がることの一つに「お小遣いってどうしてる?」ということがあると思います。
昔からよくある年の数×100円(7才なら月に700円のお小遣い)という金額にするご家庭もありますが、そもそもお小遣いをあげているのか、皆さんはどうされていますか?
私は子供が小学生の頃、お手伝いをしたらお小遣いとして100円を渡すと決めました。週末に持って帰ってくる上履きを子供が自分で洗ったので100円を渡したところ、近所の同い年のお友達が同じお小遣い制度(お手伝いをしたらお小遣いをもらえる)で、同じ上履き洗いをして10円しかもらえなかったらしい、と子供から聞きました。
上履き洗いは私の嫌いな家事の一つだったため、「10円は安いのでは」と思ってしまいましたが、私はこれは対応が難しいなと困りました。
制度は同じですが、友達と我が子でもらえる金額が違い過ぎます。同じ作業でうちの子供はその子の10倍の金額をもらっているわけです。
家庭それぞれの事情や親のお金への価値観、親が考える子供のお小遣いへの価値観、上履き洗いという仕事への価値観は人それぞれ違います。家庭それぞれでいいはずなのですが、ただそれをこれから価値観を形成していく段階の子供同士で共有してしまうと、思いもよらない誤解が生じてきます。
どうするべきか様々なことを考え、結局、このこのことをきっかけにお小遣い制度は我が家から何となくなくなってしまい、必要なものは親が買い、子供はお年玉などの臨時収入で時々好きなものを買うというふうになっていきました。
お金のこと
最近はマネーリテラシーを子供のうちから身に付けさせるべきと言われています。
子供のうちから貯金とお金を使うことのバランスを学ぶことは、将来的に大事なことだと思います。お金を管理することは、実際に自分のお金でやらないと学べません。そこに運用(親が利率を決めて運用益を渡すなど)が入ってくると、将来を見据えた学びとしてはなお良いのでしょうが、そこは少しハードルが高いですね。
「貯める」と「使う」のバランスを学ぶ
お小遣いがいくらなのかも大事なことなのかもしれませんが、お金を「貯める」ことの必要性や「使う」ことの意味や楽しみを、小さいうちから学べるように実際にお金を管理させて体験してもらうことは、非常に大事なことだと思います。